弁護士紹介
弁護士 影山 博英
(かげやま ひろひで)
-大阪弁護士会所属-
略歴
1966年10月 | 大阪に生まれる |
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1985年 3月 | 大阪府立北野高等学校 卒業 |
1990年 3月 | 京都大学文学部史学科 卒業 |
1991年 4月 | 蝶理株式会社 入社 |
1994年 4月 | 蝶理株式会社 退社 |
1997年10月 | 司法試験(2次試験)合格 |
2000年 3月 | 司法修習修了(第52期) |
2000年 4月 | 大阪弁護士会に弁護士登録 |
2009年 9月 | 現在の事務所を開設 |
ごあいさつ
弁護士 影山の思い
はじめに
このホームページを訪れてくださり、ありがとうございます。
平凡な弁護士が、細々と営んでいる事務所ですが、誇りをもって誠心誠意仕事に取り組んでいます。
その日々の思いなどを以下に記しますので、ご一読いただき、弁護士影山博英の人となり(の一面)をご理解いただければ幸甚です。
依頼者の利益擁護を通じて社会正義の実現に貢献します
弁護士は、個々の依頼者の権利・利益の擁護を追及しますが、そのことを通じて社会正義の実現に貢献することが弁護士の使命であると私は考えます。
法律で守られた権利・利益の侵害が放置されることは、それ自体が不正義といえます。
また、何が法律で守られた権利・利益かが一見明白でなく、争いのある双方のどちらに正義があるかが一見明白でないケースであっても、紛争の中に含まれる法律関係を読み解き、法律で守られた権利・利益の侵害を見出して、その救済を図る作業を通して(いわば埋もれた「正義」を発掘することで)弁護士は社会正義の実現に貢献できると信じています。
訴訟に習熟した弁護士でありたいと願っています
訴訟は弁護士の業務の一部に過ぎません。訴訟以外の業務も社会的な重要性において訴訟に劣るものではありません。中には、法廷に立つことがほとんど(あるいは全く)無い弁護士もいます。
しかし、私は、業務の中心に訴訟を置いてきましたし、これからもそうでありたいと思っています。
訴訟こそが、情報を収集し、事実を把握し、法律を解釈し、事実を法律に当てはめて論証するという弁護士の持つべき能力をトータルに発揮することが求められる仕事であり、それだけにやりがいがあると感じるからです。
書面を書くこと
弁護士が業務を遂行する過程で行う仕事は様々ですが、そのうち準備書面の起案は私が好きな仕事の1つです。
証拠と法律・判例・学説に基づいて論理的で説得的な論述をするよう心掛けていますし、自分で納得の行く書面が書けたときは大変うれしく感じます。
実際、自分でも、書面を書くまでは客観的事実や正義が霧の中にあるように感じられた事件であったのが、書面を書く過程で頭が整理され、「明らかに当方に正義がある」との確信に至る場合があります。
そのようにして納得の行く書面を提出した後は、裁判官の言動から当方に有利な判断に傾いたことを匂わせる気配を感じることが少なくありません。
依頼者から受ける感謝の言葉が励みです
多くの弁護士が口にすることですが、私にとっても弁護士稼業を営む中で、依頼者から受ける感謝の言葉に勝る喜びはありません。
もちろん、首尾良く終わった事件について報酬金を頂戴することもうれしく、それが無ければ事務所の維持は覚束ないのですが、たとえ少額の報酬金であったり、あるいは報酬金の発生しない(着手金のみの)事件であっても、事件終了後に笑顔で感謝の言葉をいただくと、事件処理の労苦が報われた気になり、大変うれしいものです。
それだけにまた、最後に依頼者に笑っていただけるよう、あらゆる面で依頼者の満足に配慮をして、事件を進めることを心掛けています。
依頼者に笑顔になってもらいたいという願望、それこそが事件に取り組む熱意の源泉であると言って過言ではありません。
弁護士費用については、遠慮無くご相談・ご質問ください
弁護士費用については、当事務所の弁護士費用規定に基づいて算定いたします。
この規定の基本的部分は大阪弁護士会の旧弁護士報酬規定を承継したものですが、事案によっては形式的にあてはめると高額過ぎると思われる金額になる場合があります。
依頼者の満足・感謝を得たいという私の願望からすると、いくら事件に勝っても依頼者に「予想外に報酬金が高くて不満」という気持ちになられたのでは、全く不本意です。
そのようなことがないよう、報酬金を算定する際には、依頼者が弁護士費用の負担を考慮しても弁護士に依頼して良かったと思ってもらえることを念頭に置いています。
そして、何よりも、受任時及び終了時の説明により充分ご納得いただくことが大事だと考えています。
もしも、ご相談・ご依頼いただいた事件の弁護士費用について疑問がおありになる場合には、いつでも遠慮無くお尋ねください。
対応地域
大阪地裁本庁・各支部はもちろん、神戸地裁、京都地裁、奈良地裁(いずれも各支部を含む)の事件は日常的に取り扱っています。
その他、遠方の事件であっても、交通費・日当等についてご了解いただいたうえ、お受けする場合がありますので、お問い合わせください。
なお、訴訟について言えば、電話会議という制度があり、さらに最近ではオンラインの期日も広く行われるようになりましたので、遠方の法廷に実際に出頭しなければならない機会はわずかです。旅費・日当のご負担が必要となるのは、現実に遠方の法廷に出頭した日に限ります。
弁護士 影山の素顔
ここからは、仕事の話を離れてプライベートの影山について少しだけお話しします。
文学部出身なのに、なぜ弁護士をしているのか
もともと学生時代は、「法律」はもっとも興味の無い分野でした。司法試験を目指して図書館で六法を睨んでいる学生など、自分とは全く無縁な世界の人間に見えていました。
法律など所詮人間が作為的に拵えたもの、世界にはもっと探究すべき深淵な問題が沢山あるのに、司法試験などに熱中できる連中は、自分の立身出世だけを考えられる自己肯定的で「向上心」に満ち満ちた嫌な奴らだ・・・と思っていました。
ところが、そうは言っても自分も食べていかなければならず、口を糊するために就職した先が商社だったのですが、会社に身も心も捧げるような文化に付いていくことができず、3年ほどで退職しました。その後、教員免許を取ろうと思って始めた大学の通信教育で法律学に初めて触れ、論理の精緻さを競うその魅力にはまり、こんなに面白いなら、いっそ司法試験を目指してみよう、と考えたのが今日に至る発端です。
会社勤めで得たもの
短い期間でしたが、会社勤めをしたことは自分にとって決してマイナスでは無かったと思っています。
上では、その文化に付いていけなかったと書きましたが、「会社」の中で生きる人間の日常を経験できたことは、会社にまつわる様々なご相談を受けたり、事件を処理するにあたり、想像を働かせることに役立っていると思います。 また、新入社員研修や上司・先輩の指導を通じて社会人としての常識のイロハを教わったと言えるでしょう。
言葉の文化は変わるので一概に否定はできないとしても、テレビカメラに向かって「僕」「僕」と連発する「弁護士」を見るにつけ、それを恥ずかしいことと受けとめる感性を与えてくれた会社に感謝したいと感じます。
日々心掛けていること
弁護士は体が資本です。頭も体の一部ですので、体調が悪いと頭も働きません。
私は、必ずしも丈夫な体質ではないので、体調の管理には人一倍気を遣っています。
煙草は昔から吸いませんし、酒も最近は、日常的には飲んでいません。
朝は5時半に起床し、夜はなるべく11時までに(遅くとも日付が変わる前に)寝るように心掛けています。
休みの日は、天気が良ければ、(風邪の予防に効くというビタミンDの生成を期待して)散歩をして日光を浴びるようにしています。そのお陰か、以前はよく引いていた風邪を最近は、めっきり引かなくなりました。
楽しみ
残念ながら、これといった趣味はありません。 「何の楽しみも無かったら、生きてても、何の楽しみも無いやろな」とは故桂米朝師匠の「胴乱の幸助」に出てくるセリフですが、言い得て妙だと思います。何か楽しみが無ければいけません。
私にとっては、事件を上手く解決でき、依頼者に喜んでいただいたときの喜びが「楽しみ」である、と良い格好をしておきましょう。
まあ、これといった趣味は無くとも、落語を聞いたり、映画やミュージカルを観たり、ツイッター(@Hirohide_Kage)で世間に向かって言いたいことを吐き出したり、と適当に「楽しみ」を見出して生きております。