2020年年頭のごあいさつ(とアナ雪2ともののけ姫)

新年あけましておめでとうございます。
影山法律事務所が現在の地に開設してから11回目の新年を迎えることができました。

これも偏に、ご縁のあった皆様のお力添えのお陰と感謝いたしております。

 

さて、昨日(元日)は、家族4人で映画『アナと雪の女王2』を観に行きました。以前、正月に『アバター』を観たときには満員のため最前列で3D映像を観るはめになって気分が悪くなったという苦い経験があり、早めにチケットを確保しましたが、劇場は思いの外すいていました。

 

『アナ雪2』については、事前に、「1作目に比べてメッセージ性が乏しい」といった批評を新聞で目にしていました。観てみると、なるほど「ありのままに生きれば良い」といった個人の生き様に関する明確なメッセージは薄れたように感じましたが、代わって「分断」や「環境破壊」という社会的な問題がテーマに据えられ、単なる冒険活劇に堕してはおらず、結構楽しめました。

 

私がとくに強く感じたのは『もののけ姫』との類似性です。この点あまり書くとご覧になっていない方には「ネタバレ」になりますので控えますが、本作は『もののけ姫』に対するオマージュというべき作品ではないか、と私は思いました。それは日本人としての自意識過剰というべきでしょうか。

 

『もののけ姫』といえば、その一番のメッセージは、サンとアシタカがそれぞれの場所に帰っていくラストにある、と私は勝手に思っています。両者は心を通わせながらもサンは森を、アシタカは人間社会を捨てずにそれぞれに生きていく、そこに私は、「特別な場所で華々しく戦うことだけが尊いのではない。」「それぞれがそれぞれの持ち場で出来ることをして共通の理想を目指せば良い。」というメッセージを読み取りました。

 

私の仕事は、社会の片隅に生きる市民の細やかな権利を擁護するものに過ぎないかも知れません。ですが、それは、法の支配が全うされるより良い社会を実現するための営々たる営みの一環であり、この持ち場で地べたを這いずりながら1人1人の依頼者の細やかな権利の擁護に全力を尽くすことには大きな意味があるはずです。そう信じて、今年も1年間職務に精励したいと思っています。

 

どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。