グレイテスト・ショーマン

遅まきながら、映画『グレイテスト・ショーマン』を劇場で観てきました。塚口サンサン劇場という映画館で1週間期間限定のアンコール上映をしていました。

 

かつて『レ・ミゼラブル』を3度、映画館で観た私ですが、同じくヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画であるにも関わらず、『グレイテスト・ショーマン』については全国ロードショー中には観ませんでした。ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画が公開されるという話はどこかで目にした記憶があります。しかし、サーカスの興行主を描いたという紹介に魅力を感じなかったのか、観る機会を逃していました。

 

最近になって大ヒットしたことを知ってレンタル店でブルーレイを借りて視聴して大いに感動し、思わずブルーレイを買って何度も観賞してますます感動し、劇場で観たかったと深く後悔しました。どこかでやっていないかとネット検索したところ、その時点で近畿地方では唯一、塚口で上映予定があることを知り、上映期間の到来を心待ちにして塚口まで足を伸ばした、という経緯です。

 

劇場は150席程度の小ぶりな箱でしたが、音響がよく、テレビで観るのとは臨場感が違って感動を新たにしました。劇場で観ることができて本当に良かったと思いました。

ご覧になった方には言うまでもないでしょうが、とにかく楽曲が素晴らしく、かつ各楽曲がストーリーの各場面にマッチしており、圧巻のダンスとともに強く心を揺さぶられる映画です。

 

楽曲は歌詞も印象的です。
とくに”This is Me”の中の”I am who I’m meant to be”という一節が気になりました。
この点、meantはmeanの過去分詞形ですので、手元の英英辞典でmeanを引くと、be meant toという句が出ており、意味はto have toとありました。歌詞の(I)am meant toもこの定型句なのだとすると、直訳すれば「私は、私がかくあらねばならないようにあるところの者だ」と歌っていることになるでしょう。これだと、ただの運命論です。
そうではなく、ここは、mean(意図する)の本来の語義に遡り、「私は、かくあるべしと意図されたようにある者だ」と理解した方が歌詞全体の趣旨に添うのではないでしょうか。誰が「意図」したのか、といえば、もちろん「神」です。

 

どれだけ自分が欠陥だらけの出来損ないだったとしても、それは神がそのような者を存在させようと意図した結果である、私は神が意図したところの者なのだ、と考えれば、(信仰を持たない私ですが、それでも)少し気が楽になるような気がします。
だから何も恥じることはなく、胸を張って精一杯生きればよいのだ、と。そう熱く励ましてくれる名曲であり、名画なのだ、と私は勝手に思っています。