ミュージカル『ミス・サイゴン』

この連休に妻と2人でミュージカル『ミス・サイゴン』を観ました。

悲しいお芝居ですね。

 

歓楽街の女性と純真な青年の悲恋・・・というと、私などは上方落語の『たちぎれ線香』を思い浮かべます。

『たちぎれ線香』では、若旦那がヒロインの霊前で自分は生涯、女房を持たないと誓い、それがカタルシスをもたらすような気がします。

しかし、『ミス・サイゴン』では、唐突に悲劇的な幕切れを迎え、何の救いも無いように感じました。

『レ・ミゼラブル』と同じ製作者、同じ作家コンビのミュージカルということで期待していましたが、物語の広がり、奥行きの深さや元気を与えてくれる力の点で、レ・ミゼには遠く及ばないように思います。

 

そうは行っても、歌もダンスも舞台装置も素晴らしく、それなりに楽しむことができました。

ヒロインのキム役の知念里奈さんは、昨年観たレ・ミゼでは、ファンテーヌ役を演じられていて、そのときは、声の伸びが今ひとつで、他の役者に見劣りする気がしたのですが、今回は素晴らしい歌を聴かせてくれました。

私がレ・ミゼを観た日の知念さんは体調が優れなかったのかも知れません。

また、映像で現れたヘリコプターに米兵役の役者たちが本当に乗り込んでしまったのには驚きました。

面白い演出でした。

 

劇場でもらった公演案内のパンフレットによると、来年またレ・ミゼの公演があるようです。

またレ・ミゼを観に行きたくなりました。